先日、2009年1月13日にスーが天国へ旅立ちました。
バーニーズは比較的平均寿命が短く、10歳8ヶ月を過ぎていたスーちゃんは
大往生だったと思います。
2007年の暮れ、突然心不全を起こし、2008年の1月頃まで7〜8回
繰り返していました。
それは、幸運にも家族の誰かが必ず居合わせるタイミングでした。
急にプルプルと震えていたと思ったら呼吸と心臓が止まってパタン
と倒れてしまうのです。
慌てて、人間の心臓マッサージと同じ様に、口を開け、心臓の辺り
を叩いて刺激しました。(仰向けにはしないですよ)
犬の心臓マッサージなんて何の知識も無いですが、とても苦しそうに
していて、放っておけず、とにかくやってみました。
そして、毎回奇跡のように、スーちゃんの心臓が再び動き始めました。
意識が戻った直後は、訳がわからなくなってしまうようで、こむぎの
うさぎ小屋に乗り、壊してしまいそうなくらい、がちゃがちゃ開けよ
うとしていました。
そして2008年の2月頃から飲み始めた薬が体にあったらしく、心不全は
起こさなくなりました。
心不全の原因は、心臓肥大、とのことでした。
また、腎臓も悪い、と言われました。
9歳で、すでに腎臓を片方摘出しているスーちゃんはもう全身麻酔を
するような手術はできません。
薬や注射くらいしか打てる手がありませんでした。
でも、それから半年以上、激しい運動は出来ないけれど、普通にご飯を食べ、
ゆっくりお散歩をして、おやつを食べて、と楽しく普通に生活する事が出来ました。
心不全を起こした時点で「いつ亡くなってもおかしくない」、「生き
てるほうがすごい」と獣医さんに言われていたので、おまけの時間を
もらったようでとても幸せな時間を過ごせました。
2008年の秋から、徐々に食欲が落ち始めました。
どうやら、気管があまりよくないらしく、食べ物を上手に飲み込む事
ができないみたいでした。
また、熱があり、毎日家族で獣医さんに処方してもらった皮下注射を
打っていました。
それでも、年末にはほとんど食べる事ができず、どんなおやつも食べ
なくなりました。
もうこの先何年も生きるわけではないから、とかまぼこやお肉、練乳、
パンなど人が食べるものも色々挑戦しましたが、食べてくれませんでした。
お水はよく飲んでいたのですが、どんどん痩せていきました。
例えば、ゴハンさえ食べてくれたら病気が治って普通に元気に走り回れる、
という状況なら強制給餌も挑戦しますが、獣医さんからも出来る事は全て
やって症状がよくなっていないから、後は悪くなる一方、と聞いていました。
口の中にサプリメントや蜂蜜、練乳などを塗ってあげるのが精一杯で、
無理やり食べさせるようなことはしませんでした。
そして、1月13日の午前2時30分頃、天国へ旅立ちました。
もう長くは生きられない、という事を家族全員わかっていたので、
1月10日、11日、12日と3連休をたっぷりスーちゃんと過ごしていました。
そして、連休が明けるとすぐに逝ってしまったスーちゃんは、きっと
連休いっぱい私達のために頑張ってくれたのかな、と思いました。
最後まで意識もはっきりとして、目もキラキラとしていたし、
お話もよく聞いてくれました。
今は、
本当に10年間ありがとう。
と、感謝の気持ちでいっぱいです。
私の高校時代からの家族で、ご近所でも「美人さん」と好評だった
我が家1番の美人ワンコ、スーちゃんのお写真をアップします。



“子守り”も上手でした




左がスーちゃん、右がむつです


亡くなる2日前、約1年ぶりに、小さい頃先代犬と一緒に散歩していた頃から
のお散歩コースを周りました。
体調が悪くなってからはお散歩はごく近場ばかりとなっていたので、
とても懐かしそうにしていました。
犬用カートは無く、こんなおかしな風景ですが。。。
スーちゃんとても懐かしそうに、嬉しそうにしていた様子でした。
もう自力で立ち上がれなかったのに、他のワンコと出会うとカートから
立ち上がろうとしたり、いつもボール投げしたりおやつもらったり、
10匹前後のおなじみのお友達と集まって遊んでいた場所では、ちょうど
日当たりもよく、目を細めてうっとりしている様でした。
一緒に散歩に出た母と私にとってもすごく幸せな時間でした。
スーちゃんが旅立って約3週間、むつがとても寂しそうです。
ですが、これから、むつ・アリス・クレオの3頭で
またたくさん楽しい時間を過ごしたいと思っています。
それでは、これからもよろしくお願いいたします。